Void Linuxには自身でライブイメージを作成するツールがあるようなので試しに作ってみることに。
とりあえずgit とmakeが使える環境が必要なので先にインストールしておきます。
Terminalを起動しコマンドでgithubからツールをダウンロードします。
$ git clone git://github.com/voidlinux/void-mklive.git
void-mkliveへ移動しmakeコマンドを実行します。
$ cd void-live
$ make
出来上がったシェルスクリプトのファイルで今回使うのはmklive.shファイルです。
手っ取り早く済ませたい場合はオンラインリポジトリからパッケージを入手して作成します。
$ sudo ./mklive.sh -k jp106
これだけで作成が開始されます。
オプション-kはライブ起動時の初期キーボードマップの設定です。
なにも指定しないとus配列になるのでJISキーボードを使っている場合は変えておいたほうが楽です。ロケールも変更できますが、文字化けするのでデフォルトのen_US.UTF-8のままにします。
しばらくするとvoid-mkliveディレクトリにisoイメージが作成されます。
作成したイメージは公式サイトで配布されているものと違いカーネルとベースシステムのパッケージが最新で作成されるのでインストール直後のアップデートに時間を取られることもありません。
仮想環境を構築して起動できるかテストしてみたところ、ライブ起動は出来ました。
次にインストーラを起動しようとvoid-installerを実行すると
ERROR: missing dialog command, exiting...
と表示されてしまいインストーラが起動せず。
ディスクイメージを作成した環境に戻り原因調査。
void-mklive/installer.shがvoid-installerの本体ということがわかりました。
スクリプトを眺めて該当するエラーメッセージを出力するための処理を見つけると、
if [ ! -x /bin/dialog ] ; then
echo "ERROR: missing dialog command, exiting..."
exit1
fi
という処理を発見。
dialogコマンドをチェックしているが無いのでエラー表示してexit1(エラーで終了)にしています。
XBPSパッケージでそんなコマンドあるんかい?と検索してみるとそのまんまのパッケージ名でありました。
改めてディスクイメージを作成します。
$ sudo ./mklive.sh -k jp106 -p "dialog"
-pオプションの後にパッケージ名をつけるとそのパッケージをライブイメージに追加してくれます。
複数指定する場合は空白で区切ってパッケージ名を指定します。
これで完成したイメージで再度仮想環境にて試してみたところvoid-installerの起動に成功しました。
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