2015-06-04

Void Linux:Macのファンコントロール

RAIDやHDDのマウントは後でゆっくりやれば済むので、とりあえずファンコントロールをどうにかしようと思います。

今Linux Mintで使っているのはmacfanctldというやつですが、他には無いのかと探してみるとMac Book Pro用のファンコントロールプログラムを見つけました。

https://github.com/dgraziotin/mbpfan

macfanctldとおんなじでMac内の温度センサーから温度を検出してファンをコントロールするみたいです。

なんでノートのMac用はあるのにMac Pro用ってないんだろ?
そんなに需要がないのか?

ダウンロード
$ git clone git://github.com/dgraziotin/mbpfan.git

ディレクトリへ移動
$ cd mbpfan


configureは必要なく、makeだけのようです。
$ make

エラーが出ました。
g++が無いんだけどってエラーが出ているのでパッケージを探してもg++のパッケージは無い。
gcc-c++が正しいパッケージ名だったのでインストールして再度makeするとあっという間に完了。

binディレクトリに実行ファイルが作成されます。
設定ファイルはmakeを実行したディレクトリ内のmbpfan.confです。

READMEを読んでみると、実行ファイルは/usr/sbinへ、設定ファイルは/etcへ配置するそうです。
make installすると余計なファイルもインストールされそうな気がするので手動で配置します。
配置後にmbpfanのパーミッションが744だったので755へ変更。


インストール後にlm_sensorsパッケージをインストールしておきます。
多分libsensorsが無いとちゃんと動作しなさそうなので。
libsensorsだけでもいいけどコマンドで温度表示できれば比較して確認できるので。

mbpfanはオプションの-tで実行しても大丈夫なのかテストできるようなので実行してみます。
# mbpfan -t
It is normal for them to take a bit to finish.
mbpfan could not detect any fan. Please contact the developer.

ファンが見つかりませんと出ましたが、今回は仮想環境上でのインストールテストなので当然の結果です。


次にrunitで起動ですが、自力で起動ファイルは今まで作ったことがないので
どうなっているのか調べてみました。
とりあえず今インストールされているrunitで起動するパッケージのファイルを/etc/svディレクトで見てみました。
あるのはsuperviseという名前のシンボリックリンクファイルとrunという名前のシェルスクリプトファイルがあるだけ。

runファイルを開いてみると中は単純でファイル内で起動させたい実行ファイルを
exec 実行ファイル名
で実行させているだけでした。
(アプリごとのオプションもあるので実際はもうちょっと複雑ですが)

パッケージ化した際にどのようなインストールをしているのか調べるため、void-packagesのテンプレートファイルを調べてみると、runファイルをインストールしているだけでした。
どうやらsuperviseファイルはrunitで実行時に自動で作られるようです。


とりあえずmbpfan用のファイルを作ってみます。
# mkdir /etc/sv/mbpfan
# nano /etc/sv/mbpfan/run

・runファイルの内容
#!/bin/sh
exec mbpfan

これで準備は整ったはずです。
念の為svlogtailでログを監視しながらrunitでサービスを起動させてみます。

# ln -s /etc/sv/mbpfan /var/service/

起動したようですが、ログにエラーがどんどん出ています。
mbpfan: mbpfan needs applesmc support. Please either load it or build it into the kernel. Exiting.

カーネルがapplesmcモジュールに対応してないかロードされていないためエラーを出しているようです。
テスト環境はVMware上ですので当然モジュールはロードされていません。

この前Mac ProにVoid Linuxをインストールた際にXfce4のセンサーアプレットで正常にセンサーが読めていたので実環境ならapplesmcモジュールはロードされるため問題はないと思います。

これで一通りソースの入手からインストールまでの手順がわかったのでXBPSパッケージを作ってみて実環境で動かしてみようと思います。

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