ゲームの動画なんで別にいいやって思っていたのですが、アニメの動画を変換し始めてからはこの薄くなる現象が凄く気になってきました。
背景やキャラクターが白っぽくなって見づらいので。
そこでネットでちょっと調べてみると、H264の変換によるものと視聴するプレイヤーによるものの2つが原因あるという事がわかりました。
変換時に変わってしまうのはなんとなく理解していましたが、まさか視聴プレイヤーでも変わるとは思ってませんでした。
どれほど変わるのか今インストールされているプレイヤーで比較してみました。
・VLCメディアプレイヤー
・QuickTime 7
・QuickTime X
がインストールしてあるのでそれぞれでH264で変換した1秒のムービーを開いてキャプチャしてみます。
VLCメディアプレイヤー |
QuickTime 7 |
QuickTime X |
VLCを基準で見ると、QuickTime 7はVLCより赤が強く肌色が濃く見える。
QuickTime Xは全体的に薄い。
ネットで調べるとQuickTimeやColorSyncが強制的にガンマを変更しているらしい。
自分が視聴するだけなんでプロ並みにこだわっているワケではないですし、あまり編集の手間をかけたくないので、普段は複数のプレイヤーを同時に表示出来て編集後の比較がしやすいQuickTime 7をデフォルトに設定しているので今後はQuickTime 7での視聴を基準に編集前の色に近づけて編集することにします。
標準視聴プレイヤーは決まったので、元動画に色を近づけるよう編集を試みます。
まずは元動画と映像フィルタをかけない状態で変換した動画の比較をしてみます。
元ファイル(無圧縮8bit 4:2:2 720×480) |
変換後(H264 画質最高 720×480) |
で、ネットで調べるとガンマ値をいじれば近い状態になるってことなので、FinalCutExpressでフィルタを追加しガンマの値を少しずつ変更して変換してみました。
映像フィルタのガンマの値は1.0が元の状態で、値を増やすと暗くなるので0.1刻みで変換してみました。
あまりやり過ぎると今度は暗いシーンがなんだかわからなくなるので1.5あたりで限界。
1.5だと黒い部分がつぶれてしまうので1.3に設定することに決めました。
これ以上は自分に映像編集の知識が無いのと編集に時間を取られたくないので妥協。
アニメはこれでいいけど、レトロゲームでコンポジット入力の映像をいじるときは暗すぎるので逆に値を減らした方がいいのかもしれません。
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