2014-12-30

Void Linuxを試してみる

Linuxのディストリビューションの1つにVoid Linuxというのがある事をつい最近知りました。

公式サイト
http://www.voidlinux.eu/

Google+のコミュニティ
https://plus.google.com/communities/113949500587973059533

日本での知名度はほぼ無しで、グーグル検索で日本語の情報は検索結果の10ページ目まででたった1件で、インストールにトライしたブログ記事です。

特殊なディストリビューションでも無さそうなので公式サイトをよくわからない部分をGoogle翻訳しつつ読んでみました。

・デスクトップ・サーバーという分類はしていない汎用ディストリビューション。
・ローリング・リリースを採用。
・runitというinitシステムを使っていて、部分的にsystemdを使っている?
・xbpsというパッケージマネージャを使っている。
・他のディストリビューションの派生では無い。
・BIOSと64bitEFIに対応。

インストールに必要な最小ハードスペックは、
・ペンティアム4または64bitCPU
・96MBのRAM
・350MBのHDDの空き
・EthernetまたはWifi必須

インストール用のディスクイメージは全てライブディスクとなっていて、ライブ起動した後にインストーラを起動してインストールを行うタイプです。

標準のCLIのみ(約194MB)
Mateデスクトップバージョン(約559MB)
xfceデスクトップバージョン(約387MB)
それぞれがi686とx86_64のバージョンがあります。
mateとxfceは共にVoid Linux用にカスタマイズされたものではなく、デスクトップ環境標準のままです。

標準のライブディスクイメージをDLして仮想環境上で試してみました。

仮想環境:VMware Player 6.0.4(32bit) Linux版
ゲストOS:CPU 4、RAM 2GB、CD/DVD、Ethernet(ブリッジ&DHCP)、EFI有効


起動するとOSの選択画面が表示されます。そのままVoid Linuxを選択して起動します。


ライブディスクのログインは、rootと一般ユーザーのanonの2つが用意されています。
共にパスワードはvoidlinuxです。

rootでログインしてみます。


標準のシェルはshで、すぐに使えるのはshとbashの2種類のようです。
キーボードの設定がusなので、JISキーボードを利用している場合は設定を切り替える必要があります。

このまま試用してもいいですがlspciコマンドで確認するとEthernetは認識しており、そのまま利用出来そうですがIPアドレスの設定がされていません。
ifstatコマンドで見てみると、ローカルのループバックしか設定されていないのでこのままでは外部にアクセスできません。

https://github.com/voidlinux/documentation/wiki/Network-Configuration

上記リンク先にあるドキュメントを参考に設定する必要があります。
またはVoid-installerを起動し、ネットワークの設定をしたらインストーラを終了することでライブ起動のOSに設定が反映されるみたいです。

ベースシステムパッケージのバージョンが1未満なので、メイン利用にはまだ早いと思われますが、自力で設定していくことになるのでいい勉強になるディストリビューションかも…

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