2015-01-08

サスペンドとハイバネート

/binディレクトリを見ていたところ、見たことのないコマンド発見。
zzzとZZZという名前のコマンドです。
最初はなんか変なもんインストールされてる!
って思っていたのですが、ドキュメントを見るとサスペンドとハイバネートのコマンドだという事を知りました。

これってもしかしてマンガとかにある寝ている時に表現するアレをイメージしてコマンド名を付けたのでしょうか?

VMware Player上では仮想環境ソフトウェアのハイバネート機能を使うのが普通なのでたぶんまともに動かないだろうと思いつつも実行してみました。

予想通りでしたが、zzzは仮想環境では対応しておらず、not supportedとメッセージが表示されました。

ZZZは一応動作したのですが、電源断状態にならないので復帰できずにハマりました。
仮想環境ソフト上でのリセット機能で強制再起動してなんとか元に戻せたのでよかった…


zzzとZZZコマンドはハードウェアの電源管理機能を利用するため実行には管理者権限が必要になります。


zzz [オプション]
ZZZ [オプション]

オプション

-n
dry-runモードというらしいがmanページを翻訳してみると、数秒間スリープすると書かれているらしいのですが、どのような場合に使うかは自分の知識不足でよくわかりません。

-S
低消費電力モードで実行します。
モニタの電源やCPUへの電力供給を抑えてPCの未使用時の消費電力を抑えます。
マウスやキーボードが操作されたことを検知すると通常のモードに戻ります。
一般的にはスタンバイと呼ばれているモードです。

-z
サスペンドモードで実行されます。zzzコマンドをオプション無しで実行した時のデフォルトです。
状態をRAMに記録し一般的にはスリープと呼ばれる状態になります。
大抵のパソコンは電源ボタンを押すことで元の状態に戻し復帰します。

-Z
ハイバネートモードで実行されます。 ZZZコマンドをオプション無しで実行した時のデフォルトです。
状態をHDDに書き込み後、PCの電源をOFFにします。
電源を入れるとハイバネートによりHDDに書き込まれた情報を元に状態を戻し復帰します。

-R
ハイバネートモードと同じですが、こちらは電源断ではなく再起動になります。
マルチブート構成にしているPCでOSを切り替える時に利用するようです。

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