2016-01-07

初代MacPro(MacPro1.1)& MavericksのマシンにWindows10はインストールできるのか? (2)

次はインストール用のディスクを用意します。
Windows10はWindowsが無料アップグレード可能な場合はWindows Update経由で入手しアップグレードすることも可能ですが、今回はクリーンインストールしたいのでマイクロソフトからisoイメージを入手します。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO
Windows以外のOSからマイクロソフトのWindows10ダウンロードページにアクセスするとisoイメージを入手するためのページに行けます。


Windowsからこのページにアクセスするとメディアクリエーションツールという、イメージのダウンロードとDVDやUSBメモリへ書き込むためのアプリケーションのダウンロードページ変化し、このアプリケーション経由でイメージを入手するようにと説明が書かれています。

今回は32bitと64bitを両方入手しました。


イメージを手に入れたらUSBメモリかDVDにイメージを書き込み…
たいのですが、初代MacProはBIOSとEFI両対応のブートディスクを正常に読み込めずインストーラが起動しないのでイメージを作り直します。

イメージの再作成はWindowsで行うので仮想環境または実機でWindowsを用意する必要があります。

イメージの再作成はWindows ADKというツールを使って行います。
マイクロソフトのダウンロードページで検索をかけるとWindowsのバージョンごとにADKがあるのでこれをダウンロード・インストールします。

ADKをインストールしたらWindows10のisoイメージをマウントします。
最近知ったのですが、Windows8.1はisoイメージを標準でマウントできるみたいなので特別仮想ドライブソフトは必要ないみたいです。
自分はParallels Desktop上のWindows8.1へParallelsのイメージマウント機能でWindowsからは実DVDとして認識させました。
ドライブ記号はDになります。


ADKの中のコマンドアプリケーションを使ってイメージを再作成します。
コマンドプロンプトを開き、Windows8.1なら以下の場所へcdコマンドで移動します。
※コマンドプロンプトは管理者モードで開く必要はありません。

C:¥Program Files (x86)¥Windows Kits¥8.1¥Assessment and Deployment Kit¥Deployment Tools¥x86¥Oscdimg

移動したらこのディレクトリに入っているoscdimg.exeを実行します。

oscdimg.exe -n -m -bD:¥boot¥etfsboot.com D:¥ C:¥Win10_mp11.iso

青文字のパスは-bオプションの引数です。 -bオプションとはスペースで区切らずに入力します。(スペースを開けるとエラーになります)

紫文字は元イメージの場所です。今回元になるisoイメージをマウントしたらDドライブになったのでD:¥を指定しています。

赤文字は再作成されるisoイメージの出力先です。
出力ファイル名は任意のもので構いません。


出来上がったisoイメージをMacのディスクユーティリティでDVDに書き込むかUSBディスクを作成できるユーティリティなどでUSBメモリへ書き込んで下さい。
自分はDVD-RWに焼きました。
DVDに書き込む場合、書き込むスピードは等倍(x1.0)で書き込んで下さい。
高速書き込みでDVDを焼くとインストール時にディスクのリードエラーが発生しやすくなり、OSのインストールが失敗します。

自分はこの他にライセンスを持っているWindows8のisoイメージも同様に作成しました。

今回はここまで。

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