2016-01-08

初代MacPro(MacPro1.1)& MavericksのマシンにWindows10はインストールできるのか? (3)

メディアを用意したらMavericksのブートキャンプアシスタントを開いてWindows用のソフトウェアをUSBメモリに書き込みます。


次にWindows10をインストールするパーティションを作成します。
パーティションの作成はBootCampアシスタントは使わずに、ディスクユーティリティを使って作成します。
BootCampアシスタントを使ってパーティションを作成すると、Windows10のインストーラでのインストール先指定でエラーが出てしまい、フォーマットしようがHDD全体をフォーマットしようがエラーになってインストールできませんでした。

また、アシスタント経由で再起動すると起動ディスクがインストールするメディアになってしまい、インストールが失敗した時にMacが起動できなくなってしまう為です。
こちらはMac対応(起動時にアップルマークが出るやつ)のグラフィックボードであれば起動時にオプションキーを押しっぱなしで起動ディスクの選択ができるので回避可能です。


今回は使っていないHDDを1個用意して第1パーティションにMacHFS+、第2パーティションにFATフォーマットのパーティションを作成します。


パーティション分割後のフォーマット前に、Windowsをインストールする予定のパーティションを選択してオプションを開き、パーティションの設定をMBRからGPTに変更します。
これを行っておかないとWindowsのインストール時の作業でエラーが出て先に進めません。


やっとWindows10のインストールにチャレンジ
なんとか準備はできたのでWindows10は64bit版をインストールします。
32bitEFIのMacでは64bit版は無理じゃ?って思うところですが、再作成したインストールディスクはBIOS起動のブートディスクとして認識されるのでインストールもBIOSを使った起動をするタイプでインストールができます。

DVDメディアをドライブに入れてMacを再起動させます。
再起動は環境設定の起動ディスクからは行わないでください。インストールが失敗した時にMacが起動しなくなります。

再起動時、起動音が鳴ったらキーボードのCキーを押しっぱなしにして光学ドライブを優先読み込みさせてWindowsのインストーラを起動させます。

 プロダクトキーはとりあえず入力せずスキップして先に進みます。

 インストールは今回新規インストールなので「カスタム」を選択します。


 インストール先の選択ウインドウになったらMacで設定したパーティションを選択してパーティションをフォーマットします。


今回用意したHDDはBay3に接続していますがドライブ0として認識され、先頭は200MBのMacをインストールするときに使われるEFI領域用として設定され、パーティション1と2がディスクユーティリティで設定したパーティションになります。

パーティション3はFATフォーマットをしたのでMacで設定したボリュームラベルも表示されていますのでわかりやすいです。
パーティション3を選択すると、Windowsをインストールすることはできません。とメッセージが表示され先に進めません。
Windows10はNTFSフォーマットのパーティションにしかインストールできない為です。
なのでパーティション3を選択したらフォーマットを選択してパーティションをNTFSでフォーマットします。

フォーマットをすれば先に進めるので次に進むと自動でインストールが始まります。
インストール作業中に自動で再起動をします。

そのまま再起動させるとMacが起動しますが、そのままログインして環境設定の起動ディスクを開きます。
開くと起動ディスクの一覧にフォルダアイコンのWindowsの起動ディスクが表示されていますので、それを選択して再起動します。インストールDVDはそのままドライブに入れっぱなしです。

あとは勝手にインストールが進み、インストール中に重要な更新を行いインストールが完了します。
初期設定は各自自由に。
これでインストールは完了です。


パーティションの設定でインストールが止まってしまう状態を解決するため結構な回数のトライ&エラーを繰り返しましたが、これを解決したらあっさりと初代MacProにWindows10 64bit版をインストールできちゃいました。


大抵のドライバは標準で用意されており、グラフィックボードに関してはRADEON HD6450を挿してインストールしたらご丁寧にドライバと一緒にCatalyst Control Centerまでインストールされてました。

Ethernetデバイス(Intek Pro/1000)やチップセットのドライバも標準のもので動いています。

しかしサウンドデバイスのドライバだけはちゃんとインストールされず音が出ません。
また、Windows用のBootCampソフトウェアとアップル製デバイス用のドライバもインストールする必要があります。


今回はここまで。
次回はサウンドデバイスとBootCampソフトウェアについて書きたいと思います。

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