2016-03-30

Void Linux:ワイヤレスLANの設定

前回の記事でちょろっと書きましたが、dhcpcdのパッケージバージョンが6.10.0_1以降はワイヤレスLANをついでに有効にしてくれる設定が無効化されており、いままでワイヤレスLANが利用できていた場合でも6.10.0にバージョンを上げてしまうとその設定がリセットされてワイヤレスLANでの接続が出来なくなってしまいます。

dhcpcdでワイヤレスLANをついでに有効にしてくれるのはwpa_supplicantをhookしてくれているおかげですが、そのhookの設定がなくなってしまうために無効化されているようです。
いままでワイヤレスLANを使えていた環境ではwpa_supplicantの設定ファイルはそのまま残っているのでちょっと設定をすることで元に戻せます。
# ln -s /usr/share/dhcpcd/hooks/10-wpa_supplicant /usr/libexec/dhcpcd-hooks/
シンボリックリンクを設定した後は既に起動しているdhcpcdを再起動させることで有効になります。
# sv restart dhcpcd

新規インストール後にワイヤレスLANを使いたい場合はhookの設定後にwpa_passphraseコマンドを使って設定を行うことで利用できます。
# wpa_passphrase [SSID] [パスフレーズ] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
wpa_passphraseコマンドはそのままだと標準出力に結果(設定値)を出力するので、その設定値をwpa_supplicant.confへ追記する形で出力すればOKです。
設定後はdhcpcdを再起動させてください。


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